中田敦彦のYouTube大学で紹介されていたことがきっかけで、「後回し」にしない技術 「すぐにやる人」になる20の方法という書籍を最近読みました。
後回しにする根本的な問題を分かりやすく、実践的に教えてくれる本で、自分の日ごろの行動を見直すいいきっかけになりました。
耳が痛い箇所だらけですが…全ての人に一度は読んで欲しいほど、素晴らしい本です。
この本の内容に忠実に従えば人生が変わるんじゃないか、と思わせるくらい良書でした!
今回はそんな本書で、個人的に「これはすごい!めっちゃ参考になる! 」と思ったところを 、9つ厳選して紹介していきます。
- 後回し癖があって目標を達成できない
- 自分は何事もできないといつも考えがち
- 「後回し」にしない技術を読みたいけどめんどくさくて読めていない
といった方にぴったりな内容になっています。
是非参考に見てみてください~
今回紹介する本はこちら
はじめに 「後回し」にしない技術とは?
書籍名:「後回し」にしない技術 「すぐにやる人」になる20の方法
著者:イ・ミンギュ
著者は韓国人の方で、心理学博士、臨床心理専門家です。
この本ではそんな心理学者の著者が、
嫌なことを先延ばしにせず、「やらなければいけないことを、今すぐやる」ために必要なのは「意志」ではなく「技術」である
と主張していて、その技術(実行力)を身につける秘訣を教えてくれるような本です。
実行力を発揮するプロセスを
「決心」「実行」「継続」
の3つのフェーズに分けて本書で紹介してくれています。
次の章から「決心」「実行」「継続」 のフェーズごとに3つずつ計9つに厳選して、個人的に「これはためになる!大事だよね!」と強く感じたところについて解説していきます~!
決心する
①切実な理由を探す
何かをやりたいと思っても、続かない…それは
今の状況が耐えられないほど苦痛ではないからだ。
と著者は言っています。
確かに…命がけではないから色々逃げちゃってるな~
何かを成し遂げたければ、漠然と「やってみよう」という考えではダメで、「なぜやらなければならないのか」といったようにその切実な理由を探す必要があります。
変えられないでいる習慣を切実な理由と結びつけて見直すには、
- 変化しない場合に起こりそうな恐ろしい状況を具体的にイメージする
- 実行したときに起きるプラスの変化を想像しながらアクションプランを立てる
といったように、マイナス面プラス面を想像しながらプランを立てるのがポイントとのこと。
切実な理由を自分で考えて、自分を奮い立たせる力って大切ですね~
②やりたいことは公開宣言効果を利用する
友達に勉強してる感を見せずに、いきなりテストで100点を取ったり、学年1位を取ることは、誰もが憧れていると思います。
何もしてない雰囲気を出しつつ、サラっとすごいことやってるって、何だか天才になったような感じで憧れですよね~
しかしながら、そんなサクセスストーリーの幻想は現実的ではないのです。
逆に、人は言葉や文章で自分の考えを公開すると、その考えを最後まで守ろうとする「公開宣言効果」という傾向があるので、
- 何かの目標を達成しようとするなら、周囲の人たちみなに知られるように公に宣言した方が目標達成率は驚くほど上がる
とのこと。
著者は「決心を揺るがせたいなら、もっともよい方法がある。誰にも知らせずに、秘密にしておくことだ。」と言っているほど。目標は周りに公開するしかないですね…(笑)
公開するときは
- できるだけ多くの人に公開する
- 繰り返し公開する
- 約束を守らなかったときに払う対価も明らかにする
といったポイントも抑えると効果は抜群とのこと。
これでもう目標から逃げられないですね…
③ゴールだけではなくプロセスもしっかり考える
単にバラ色の未来を「イメージ」してばかりいると、成功する前に簡単に挫折してしまい、イメージの中に逃げ込む可能性も高いそうです。
目標を達成するには
- 「スタートモチベーション」
- 「持続モチベーション」
が必要です。
スタートモチベーションは、目標を達成した状態をイメージすることでつくられ(ゴールのイメージ)、持続モチベーションは目標達成までのプロセスでつくられます。
スタートモチベーションがいくら高くても、目標達成へのルート(プロセス)が分からないと目標が達成できません。
プロセスもしっかり考える必要があります。
ゴールよりプロセスを考えるのって大変ですよね…大変なことがやっぱり大切なんですね~
また、一度プロセスを考えたら願いさせすれば叶うのではなく、プロセス(過程)でぶつかる問題を予想・経験しながら、目標への対策を立てること(プロセス修正)も大切です。
「完璧なプロセスを立てた!ドヤ!」ではなく、常に工夫しながらプロセス修正するのも大事ですね~
実行する
④ベストタイミングは常に「いま」
年が明けたら勉強を始める、誕生日が終わったらダイエットを始める…
何かの特別な時間・日になればできるような感じがして、その日まで問題を先延ばした経験、誰もがあると思います。
人には、後で実行する計画に対しては気持ちが大きくなりやすくなるというような、同じことでも時間的距離によって実行の難易度が違うように感じられる「時間不一致現象」という性質があります。
だから実行するのが常に先延ばしになるのか…
このような性質がある上で著者は、
最も実践に適した日は「今日」であり、もっとも実行に適した時間は「いま」である。
と言っていて、
人生でもっとも破壊的な単語は「あとで」だ。人生でもっとも建設的な単語は「いま」だ。
と主張しています。
御もっともな言葉ですね…
⑤全ての行動は実験だと考える
私たちがやりたいと思うことは最初はほぼ上手くいかないこと(失敗だらけ)だと思います。
失敗って一番避けたいことですよね~
しかしながら、著者は
失敗とは仮説が間違っていたという事実を教えてくれ、新しい仮説が必要だということを悟らせてくれる、もうひとつの成功体験。
といったように、他の人が経験・失敗というところを実験と考えてみようと提案しています。
さらに
いちばんやりたくない仕事、いちばん恐れている仕事のほとんどは、あなたが絶対にやらなくてはならないことだ。人生の幸福と不幸、成功・失敗はそのような仕事を進んでやれるかどうかにかかっている。その際にもっとも助けになるのがまさに実験精神だ。
と主張しています。
失敗は悪いものではなく成功に必要で、実験だと思って何事も怯えずに立ち向かうことが大切ですね。
⑥「助けられ上手」になる
人は一人で何かを成し遂げることはできません。
分かっているけど何となく自分で何とかしたいという気持ちも…
筆者は助けに対して
望むものを手に入れられなかったとすれば、それは他人の助けをうまく得られなかったという意味だ。また、他人の助けをうまく得られなかったのは、助けをうまく求められなかったという意味だ。
と主張しています。
さらに
人生で近道を探すもっとも確実な方法は、先を歩いている人に道を尋ねること
と主張していて、人にうまく助けを求められる人こそが成功できると言っています。
「助けを他人に求めないのは切実に望んでいないのと同じだ」とも著者は言っていました…厳しいですが、その通りですね。
また、助けを求めるのは他人に申し訳ないと思いがちですがそれは逆で、人は自分に教わろうとする人を好む傾向にあります。
なので、誰かに助けを求めたら、それは相手に自分が「価値のある存在」だと感じる機会を提供したことになります。
そう思うと助けを求めるのっていいことだらけですね。
相手に好かれるなら親切にするより、相手に親切をさせる方がより好かれるそうです。確かに良く質問してくる後輩はいい印象ですよね~!
維持する
⑦理想の自分を描く
「人間の考えは行動を決定し、人間の行動は運命を決定する」というように、自分に対するイメージが行動を決定し、さらに運命まで決定することを「自己規定効果」というそうです。
「わたしはこんな人間だ」といえば、本当にそんな人間のように行動し、そういう人間になるということです。
著者は
どんな人でもイメージする以上に高い場所に上ることはできない。イメージほど成功の障害物になるものはない。同時にイメージほど可能性を高めてくれるものもない。
と主張しています。
自分の運命は自分のイメージが作り、自分にチャンスを与える第一人者は自分自身であることを肝に銘じて、行動に移していきたいですね。
⑧いかなるときも目標から目をそらさない
例えば、私はブログで月5万円稼ぐことが目標なのに、「ブログを書かずにゆっくりしたいな~」とか、「既にブログで成功している人がいっぱいいるし自分は乗り遅れたかな~」といったように目標以外のことで諦めたくなることがあります。
そんな声に対して著者は
望むのもを手に入れたければ、望まないこと、避けたいことについてではなく、望むものとそれを手に入れる方法について考える時間をもっと増やさなければならない。
と主張しています。
目標を達成できない人の特徴として
- 目標を忘れて過ごす時間が多い
という問題があります。
自分の生活している周りには目標達成を助けてくれる素材が満ちあふれているのに、目標を忘れて過ごしているので見逃してしまいます。
なので著者は
目標を忘れないような工夫(目標を待ち受けにする、同じ目標を持つ人と過ごす等)をして、常に目標を意識して過ごすことが大切
と主張しています。
周囲のライバルを見て一喜一憂することなく、目標から目をそらさず、毎日目標と戦っている自分になりたいですね~
⑨積極的に教える機会を持つ
「他人に教えるつもりで勉強するといいよ」と一度はどこかで聞いたことがあると思います。
著者も
誰かを助け、他人に教えるとき、自分自身に驚くべき変化が起こる。他人を助けながら、助けをもらい、誰かに教えながら、より多くのことを学ぶのだ。
と主張しています。
教えることは
- 物事をより深く学ぶことになる
- 誰かに教えると、それに見合った自分のイメージをつくる
- 言葉と行動を一致させようとする
といったように良いことばかりです。
他人に助言できるということは、すでに自分の中に立派な解決策があることを意味します。
実行力を高めたり、習慣を直したりするために、誰にどんな内容をどうやって教えるかを整理し、すぐに小さなことから実行してみましょう。
私も本書を読むだけで終わらせるのではなく、早速こうしてブログに書くことで、より理解を深めることができました!
まとめ
今回は、「後回し」にしない技術を「決心」「実行」「継続」 のフェーズごとに3つずつ計9つに厳選して、個人的に「これはためになる!大事だよね!」と強く感じたところについて解説しました。
本書には、他にもためになる方法がたくさん書いてあります。
すぐに実践すれば人生が変わるような内容がたくさん書かれている良書で、全ての人に一度は読んで欲しい、とってもおすすめな本です。
気になった方はぜひチェックしてみてください~!
今回紹介した本はこちら
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