ITエンジニアの登竜門、基本情報技術者試験を突破したら次に待ち受けているのが「応用情報技術者試験」。
午後問題が記述式になったり、問題1つあたりの分量が増えたりと、
その名の通り基本情報技術者試験よりさらに発展的な内容の試験になっています。
応用情報技術者試験は、経済産業大臣が認定する国家試験で、合格率も20%程度と難しめな資格のため、会社では昇格や賞与アップの条件にも使われていたりします。
今日はそんな応用情報技術者試験について、非情報系出身エンジニアの私が合格するためにした勉強について紹介していきます。
戦略を考え、諦めずにしっかり試験対策すれば
- 新人エンジニア
- 若手エンジニア
- 非情報系エンジニア
- 非理系エンジニア
であっても十分に合格が狙える試験です。
ぜひチェックしてみてください~!
応用情報技術者試験の勉強方法
応用情報技術者試験は午前試験・午後試験の2つの試験に分かれています。
それぞれの試験に対する勉強方法を紹介していきます。
午前試験
全部で80問出題されます。
テクノロジ系が問1~50までで計50問、マネジメント系が問51~60で計10問、ストラテジ系が問61~80までの20問で合計80問で構成されている試験です。
基本情報技術者試験と被るところも多く、既に取得済みの場合はそんなに時間をかけずに対策できます。
また、応用情報技術者試験の午前試験は、テクノロジ系の割合が高いので、苦手な方は重点的に対策するのがおすすめです。
試験対策
午前試験対策としては①と②をひたすら繰り返します。
- 過去問を繰り返し解く(春秋5年分:計10回分)
- 分からないところは参考書を読む
①過去問を解く
過去問を解く際には、応用情報技術者試験ドットコムという無料で過去問が解けるサイトがおすすめです。
分かりやすい解説がついていて、アカウント登録をすると自分の過去問の正答率のデータを後で眺めることもできる、無料とは思えない超便利なサイトです。
応用情報技術者試験ドットコムを使って過去問の正解率がほぼ100%になるまでやりこみましょう。
試験には過去問そっくりな問題も出題されるので、午前試験対策は試験の1,2週間前から一気に取り組んで問題ごと覚えてしまうのがおすすめです。
②分からないところは参考書を読む
過去問を解いていて、分からないところは都度参考書を読んで理解を深めましょう。
ここで大切なのが、
まずは過去問を解く
ということです。
初めに参考書を読んでからだと、無限に時間ばかりかかってしまうので、
まず過去問を解いてみて
- どういう感じで問題がでるのか
- どういう選択肢が与えられるのか
という観点を学びつつ、
- 分からないところは参考書で確認して
- どんどん過去問の正解率を上げる
という、分からないところだけ参考書を確認する、というやり方がおすすめです!
①と②をどんどん繰り返して過去問の正答率を上げてこう!
おすすめ参考書
応用情報技術者試験でおすすめの参考書は「応用情報技術者 合格教本」です。
試験範囲を網羅していて、分かりやすくまとまっている参考書です。
午後試験
応用情報技術者試験の合否の分かれ道となるのが午後試験。
午後試験は午前試験より遥かに難しいです。
長文形式の問題が計11問出題され、その中から5問(セキュリティは必須)を選択してに解答します。
また、午後試験は過去問からの出題はありません。
出題される午後問題は以下です。
- セキュリティ 必須解答
- ストラテジ(経営戦略、情報戦略、コンサルティング)
- プログラミング
- システムアーキテクチャ
- ネットワーク
- データベース
- 組込みシステム開発
- 情報システム開発
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム監査
11分野全て勉強するのは難しいので、試験で解答する選択問題を予め決めて、その分野に絞って勉強しましょう。
非情報系エンジニアにおすすめの選択問題
非情報系エンジニアにおすすめの選択問題の組み合わせは
- セキュリティ 必須解答
- ストラテジ(経営戦略、情報戦略、コンサルティング)
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム監査
です。
私のような非情報系エンジニアの方は、ゴリゴリプログラムを書くような分野からは逃げ、比較的点が取りやすいマネジメント関連の問題を狙っていきましょう。
試験対策
午後試験対策でも①と②をひたすら繰り返します。
午後試験では1問目のセキュリティが必須なのでセキュリティ問題についてもしっかり対策をしましょう。
- 過去問を繰り返し解く(春秋5年分:計10回分)
- 分からないところは参考書を読む
- セキュリティ用語は書けるようにする
①過去問を繰り返し解く
午後試験でもまずは過去問を解きましょう。
初めは歯が立たないかもしれないですが、根気強く解いて解説を読む、を繰り返しましょう。
最低春秋5年分(計10回分)やれば、だんだん問題の傾向や記述問題の解答方法が分かってきます。
午後試験問題も先ほど紹介した応用情報技術者試験ドットコムに無料で掲載されています。
応用情報技術者試験ドットコムを使い倒して勉強していきましょう!
分からないところは参考書を読む
午後試験問題も分からない箇所は都度参考書で確認しましょう。
ただ、午後試験問題は考えることを重視している問題が多いので、参考書を読み込むというよりは、ひたすら過去問を解きまくるのがおすすめです。
参考書はあくまで分からなかった用語と意味チェックくらいの立ち位置で使うのがおすすめです。
セキュリティ用語は書けるようにする
午後試験問題ではセキュリティ設問が必須解答です。
セキュリティの設問ではセキュリティ用語関連を書かせる問題がよく出題されます(DNSキャッシュポイズニングなど)。
攻撃名や手法については書けるように試験直前はチェックしておきましょう♩
まとめ
最後に今まで紹介した応用情報技術者試験の特徴と試験対策のまとめです。
特徴は
- テクノロジ系が問1~50までで計50問、マネジメント系が問51~60で計10問、ストラテジ系が問61~80までの20問で合計80問で構成。
- 過去問からの出題あり。
- テクノロジ系の割合が高いので、苦手な方は重点的に対策するのがおすすめ。
試験対策としては
- 過去問を繰り返し解く(春秋5年分:計10回分)。
- 分からないところは参考書を読む。
です。
特徴は
- 長文形式の問題が計11問出題され、その中から5問(セキュリティは必須)を選択。
- 午前試験より遥かに難しい。
- 過去問からの出題はなし。
おすすめの選択問題は
- セキュリティ 必須解答
- ストラテジ(経営戦略、情報戦略、コンサルティング)
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム監査
試験対策としては
- 過去問を繰り返し解く(春秋5年分:計10回分)。
- 分からないところは参考書を読む。
- セキュリティ用語は書けるようにする。
です。
諦めずにしっかり対策すれば、非情報系出身エンジニアでも十分合格が狙えます。ぜひチャレンジしてみてください~
コメント